日々のみ言葉 6月10日
○今日のタイトル うなじを固くする民
○通読箇所 申命記9-10章
◇今日の聖句
イスラエルよ。今、あなたの神、主が、あなたに求めておられることは何か。それは、ただあなたの神、主を恐れ、主のすべての道に歩み、主を愛し、心を尽くし、いのちを尽くしてあなたの神、主に仕え、あなたの幸せのために私が今日あなたに命じる、主の命令と掟を守ることである。
◇ひとくち解説
6:4を中心とした、モーセ第二の説教が続きます。9-10章では、イスラエルが「うなじを固くする民」であることが強調されています。古代、戦争での勝利は、神の御前に正しかったことの報いなのだと考えられていました。しかし、イスラエルの場合は違います。彼らが良い地を受け継ぐのは、「あなたが正しいからではなく、またあなたの心が真っ直ぐだからでもない」（9:5）のです。事実彼らは、「エジプトの地を出た日から、この場所に来るまで、…主に逆らい続けてきた」のです。その代表例として「金の子牛」事件のことが詳しく思い起こされています。彼らはホレブで神の御声を直接聞きながら、早くも道から外れ、主の怒りを招いたのです。にもかかわらず、この地を所有させてくださるのは、ただ「国々（人間）の邪悪さのゆえ」であり、主が彼らを「愛され」一つの目的のために「選ばれた」（10:15）ゆえです。うなじを固くする者ではなく、心の包皮に割礼を受けなさいと勧められます。そうでない限り、古い性質は根本的には変わらないのです。心が新しい性質を帯びるとき、結果として「主を恐れ、主のすべての道に歩み、主を愛し、…主に仕え、主の命令
と掟を守ること」ができるようになるのです。
◇クイズ
10:1では、至聖所に置かれた箱は何と呼ばれていますか？１．木の箱 ２．契約の箱 ３．主の箱
