日々のみ言葉 12月4日
○今日のタイトル 乳飲み子たちの口
○通読箇所 詩篇7-8篇
◇今日の聖句
人とは何ものなのでしょう。あなたが心に留められるとは。
◇ひとくち解説
「主よ 私たちの主よ あなたの御名は全地にわたりなんと力に満ちていることでしょう」詩篇8篇は円を描くように、この賛美に始まり、この賛美で結ばれます。それは神が造られた調和に満ちた世界を表しているようです。
天地に満ちる栄光の賛美を託されたのは、最も弱く、愚かな「幼子たち乳飲み子たちの口」でした。
このことは「人とは何ものなのでしょう」（4節）というこの詩篇のちょうど中心に置かれた行につながります。月や星などの壮大な神の指のわざに比べるなら、創造の最後のわざとして、大地のちりで形造られた人間の存在はまるで＜赤ちゃん＞のように脆弱です。
しかし同時に「神は人をご自身のかたちとして創造され」（創1:27）、「栄光と誉れの冠をかぶらせ」（5節）地上の調和を保つ使命を託されたのです。
けれども、人はその使命を担うことに失敗し、地上に混乱と破壊をもたらしました。「被造物は切実な思いで、神の子どもたちが現れるのを待ち望んでいます。」（ローマ8:19）御子キリストは十字架によって、「その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えに」なり（ヨハネ1:12）、人間を「御子のかたちと同じ姿に」（ローマ8:29）回復する道を開かれました。キリストの愛と謙遜の道をもって、人は地上に調和を保ち、神の御力を打ち立てることができるのです。
◇クイズ
8:7-8に記されている、様々な動物の中で最初に挙げられているのは？１．獅子 ２．羊 ３．鳥
