日々のみ言葉 12月11日
○今日のタイトル わが神わが神
○通読箇所 詩篇21-22篇
◇今日の聖句
わが神わが神どうして私をお見捨てになったのですか。
◇ひとくち解説
22篇は、苦悩からの救いを歌っています。詩は「わが神わが神どうして私をお見捨てになったのですか」といううめきから始まります。
3-5節では過去にイスラエルが民として体験した神の恵みを思い起こします。
9-10節では、自分が個人として母の胎にあるときから受けた過去の神の恵みを思い起こします。
それなのに今、祈りには答えられず、脅威の前に「死のちりの上に」置かれているように感じます。
しかし、21節の後半から、状況は逆転します。「あなたは私に答えてくださいました。」と。過去に共にいてくださった「イスラエルの賛美の上に座するお方」(3節)の臨在が回復され「私は…会衆の中であなたを賛美します」(22節)と声を上げます。御名を告げ知らせる賛美の歌は、個人から民へ、民から「地の果てのすべての者」(27節)へ、また、過去から現在へ、現在から将来「生まれてくる民」へと広がっていきます。まるで一粒の種が豊かな実を結んでいくように。
新約の著者たちは、この詩篇の苦しむ人の描写の中に、キリストの十字架を重ねて見ました(特にマタイ27章)。それだけでなく、ヘブル人への手紙の著者は、キリストの死と復活にあずかり、イエスの兄弟とされた人々の姿を見ました(ヘブル2:12)。
キリストは十字架によって、この逆転の救いの歌を、私たちに与えてくださるお方です。
◇クイズ
22:16では、悪者どもを何に例えていますか?1.牛 2.獅子 3.犬