日々のみ言葉 1月25日
○今日のタイトル 深くあわれまれ
○通読箇所 マタイ9章
◇今日の聖句
また、群衆を見て深くあわれまれた。彼らが羊飼いのいない羊の群れのように、弱り果てて倒れていたからである。
◇ひとくち解説
8章に続いて、9つのイエスの御業のうち後半の4つが記されています。すなわち「中風の人」「死んだ娘」「二人の盲人」「口のきけない人」に対する、救いのわざです。そこに織り込むように、マタイは<招かれざる人>を二人を描きます。それはほかならぬ取税人であったマタイ自身と長血をわずらっている女の人です。この二人は、掟を守ることができないゆえに律法的に罪人とみなされていました。
マタイの方は、イエス自身の方から彼を見て、「わたしについて来なさい」と声をかけられました。彼は立ち上がってイエスに従いました。
長血の女性の方は、イエスのうしろから近づいて、その衣の房に触れました。イエスは、病気を癒されただけではなく、信仰による救いを与えられました。
二人とも、堂々とイエスに正面から近づく資格はありませんでした。イエスの方が「羊飼いのいない羊の群れのように、弱り果てて倒れ」不浄とみなされていた二人を憐れみ、救いに入れられたのです。
旧約聖書ではイスラエルの花婿・羊飼いとして描かれているのは主です。この章でイエスが、「花婿」(9:15)、「羊飼い」(9:36)と表現されているのは、イエスこそ喜びをもたらす生ける神の子であることを暗示しているのです。
◇クイズ
9:18によると会堂司がイエスのもとに来たのはいつ?1.娘が危篤のとき 2.娘が死んだ直後 3.娘の死後4日目