日々のみ言葉 4月8日
○今日のタイトル 主の栄光が
○通読箇所 レビ9-10章
◇今日の聖句
わたしに近くある者たちによって、わたしは自分が聖であることを示し、民全体に向けてわたしは自分の栄光を現す。
◇ひとくち解説
8章では、祭司たちの任職の儀式が執り行われました。7日間の清めの後、8日目が最初の職務執行となります。ここにも7日間の天地創造のモティーフがあります。主がアダムを、エデンの園で奉仕しそれを守らせるために置かれたように、アロンもまた主の臨在のもとで奉仕し、その祝福を守るために幕屋に置かれるのです。9-10章は、すべてその八日目に起こった出来事です。
「主の栄光があなたがたに現れる。」(4,6節)と繰り返されているように、アロンが執行する礼拝の目的は、主の臨在が民のただ中にあるようにすることでした。祭司が民を祝福したとき、「主の栄光が民全体に現れ、火が主の前から出て来て」祭壇の上のささげ物を焼き尽くしました。「民はみな、これを見て喜び叫び、ひれ伏した」のです。ここに民としての礼拝が確立されました。
その喜びの最中に、実に悲しむべきことが起こります。アロンの4人の子のうちナダブとアビフが、主から出た火を、自分の火皿にとったのです。もしかしたら喜びのあまり、この貴重な火でさらに祝福を受けたいという敬虔からしたのかもしれません。しかしそこには、主の火を人間のコントロールの下に置こうとする傲慢がありました。そのことのゆえに、火はこの二人の息子を焼き尽くしてしまったのです。祭司が主の栄光を支配し、利用するのではありません。主が、ご自分が聖であることを示すため、栄光を現すために、祭司をお用いになるのです。
◇クイズ
生き残ったアロンの子のうち兄はだれ?(10:6) 1.エルアザル 2.イタマル 3.ピネハス