日々のみ言葉 4月9日
○今日のタイトル 身を聖別して
○通読箇所 レビ11-12章
◇今日の聖句
あなたがたは自分の身を聖別して、聖なる者とならなければならない。わたしが聖だからである。
◇ひとくち解説
10:10で「汚れたものときよいものとを分け、…彼らに教える」という祭司の使命が、アロンに告げられました。(主がアロンに直接語られるのは本書ではここだけです)
それを受けて11〜15章では、様々なことを「分ける」規定が記されます。
11章は食物に関する規定です。様々な動物が区別されます。主はすべての動物を創造された時「それを良しと見られ」ました。ここで「汚れたもの」とされた動物たちは「食べてはいけない」だけで、邪悪なものという意味ではありません。なぜ食べてはいけないのかはよく分かっていません。死と関連するもの、衛生上リスクを有するもの、偶像礼拝と結びつくもの、なじみのないものへの警戒…など様々考えられます。理由は分かりませんが、目的は明確です。それはイスラエルの民が、自分たちを主の所有として、区別する意識を持つためです。
11:44で、本書中初めて、神は御名によって自己宣言をなされます。「わたしは主」と。そして、ご自分が一切の被造物から区別された「聖」であると言われます。自分の身を聖別することは、神しか持ち得ない聖性を、神と共有するということなのです。聖なる者となることは、ご自分に似た者にしたいという愛に満ちた主の招きなのです。食物規定は十字架の贖いによって廃止されましたが、ペテロはこの招きを、イスラエルだけにとどまらず、キリストの救いを体験したすべての者への招きとして引用し勧めます。「あなたがたを召された聖なる方に倣い、あなたがた自身、生活のすべてにおいて聖なる者となりなさい。」(1ペテロ1:15-16)
◇クイズ
「使徒の働き」10章で、ペテロが清くない動物の幻を見たのは何時ごろ? 1.午前9時 2.正午ごろ 3.午後3時