日々のみ言葉 6月14日
○今日のタイトル つかさたち
○通読箇所 申命記17-18章
◇今日の聖句
わたしは彼らの同胞のうちから、彼らのためにあなたのような一人の預言者を起こして、彼の口にわたしのことばを授ける。
◇ひとくち解説
16章の最後に、「さばき人たちと、つかさたちを任命」を任命するようにと命じられました。約束の地の隅々まで主の正義が行きわたることを、主は望まれるのです。それを受けて17,18章では、イスラエルの指導者たちが、どのように民を治めるのかが記されています。祭司・王・預言者は、それぞれ、裁判や政治、宗教などの分野で、指導的な立場に置かれました。このように、古代ギリシャの政治思想よりもはるか前に、権力が一つに偏らないよう分散されるように定められていたことには驚きます。祭司も王も預言者も、その選びは主に由来し、民と同様、主に聞き従わなければなりませんでした。高ぶることなく、主の御名によって奉仕に立ち、主の名によって告げ、主の教えに従うことが求められたのです。
「あなたのような一人の預言者を起こして」(18:18)との予告は、イエスにおいて実現し「その方が、あなたがた一人ひとりを…祝福にあずからせてくださるのです。」(使徒3:22-26)とペテロは語りました。イエスこそ、祭司・王・預言者として、主の正義をあまねく世界に実現してくださるお方です。そしてキリストに連なる者もまた、キリストと共にその使命を担います。「あなたがたは…王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です。それは、あなたがたを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召してくださった方の栄誉を、あなたがたが告げ知らせるためです。」(Ⅰペテ 2:9 )
◇クイズ