日々のみ言葉 6月13日
○今日のタイトル 選ばれる場所で
○通読箇所 申命記15-16章
◇今日の聖句
ただ、あなたの神、主が御名を住まわせるために選ばれるその場所で、夕方、日の沈むころ、あなたがエジプトから出た時刻に、過越のいけにえを屠らなければならない。
◇ひとくち解説
<申命法典>が続きます。15章の七年ごとの負債の免除、また奴隷の解放の定めは、同時代の周辺文化の規範と比べて、道徳的に高い理想を掲げています。主が民を愛されたように、互いに思いやることで、貧しい人がいなくなることを目指しています。
16章では3つの祭りについて記されています。同じような規定はすでに出エジプト記以降の書に定められています。申命記で強調されているのは、<主が御名を住まわせるために選ばれる場所>へ行って、祭りを行うということです。それまで各家庭、各部族で祝われていた祭りもありますが、約束の地に定住した後は、年に三度、種なしパンの祭り、七週の祭り、仮庵の祭りのときに、…主が選ばれる場所で御前に出て、主の御前で喜び楽しむことが求められました。
<主が選ばれる場所>への巡礼の旅には、コストや時間がかかります。また、土地を離れることにはリスクもありました。しかし、全ての民が集い、共に主の御前で喜びを分かち合うことは、それ以上の祝福なのです。申命記では、巡礼はイスラエルの民の男子にのみ課されましたが、ゼカリヤ書などの預言書には、やがて、イスラエルのみならず諸国の民も、「毎年、万軍の主である王を礼拝し、仮庵の祭りを祝うために上って来る」(ゼカリヤ14章)と予告されています。
◇クイズ
16:3では、過越祭の時に食べる「種なしパン」を何と呼んでいますか?1.救いのパン 2.苦しみのパン 3.天からのパン