日々のみ言葉 6月18日
○今日のタイトル みな救われる
○通読箇所 ローマ11章
◇今日の聖句
イスラエル人の一部が頑なになったのは異邦人の満ちる時が来るまでであり、こうして、イスラエルはみな救われるのです。
◇ひとくち解説
8章では、恵みによって与えられる救い=<神の栄光にあずかる望み>がどれほど輝かしいかが高らかに謳われました。何ものも引き離し得ない神の愛のゆえに、私たちは御子のかたちと同じ姿に変えられるのです。
9-11章では、その恵みを本来受け取るべきだったのはイスラエルであった…という神の救いのご計画が記されています。9:31から10章にかけて、パウロは同時代のイスラエルが、どのようにしてこの救いを拒絶してしまったのかを大きな悲しみと絶えることのない痛みをもって記しました。
11章では、彼らの拒絶を超えて注がれ続ける神の憐れみが示されます。イスラエルを「頑なにされた」のも神であり、「彼らの背きによって、救いが異邦人に及」ぶためでした。8章で示されたような神の恵みを享受する異邦人の姿を通して、やがて彼らも神のいつくしみを知り「こうして、イスラエルはみな救われるのです。」このことがどのように起こるのか、今はわりません。しかしいずれ明らかになるでしょう。ここで「奥義」と呼ばれているのはそのためです(25節)。
「神の賜物と召命は、取り消されることがない」とパウロは言います。ここで賜物とは、イスラエルが受け取るはずだったもろもろの約束(9:4-5)のことです。召命とは「御子のかたちと同じ姿」という栄光への召しです(8:29-30)。こうして異邦人もイスラエルも神のあわれみを受け「死者の中からのいのち」(15節)に至るのです。
◇クイズ
11:3で絶望を神に訴えているのは誰?1.ヨブ 2.エレミヤ 3.エリヤ