日々のみ言葉 11月12日
○今日のタイトル ペリシテの地で
○通読箇所 1サムエル27-28章
◇今日の聖句
あなたが主の御声に聞き従わず、主の燃える御怒りをもってアマレクを罰しなかったからだ。それゆえ、主は今日、このことをあなたにされたのだ。
◇ひとくち解説
サウルにその命を狙われ、追われていたダビデでしたが、決して反撃しようとしません。それは、サウルが主から油注がれた王として選ばれていたからです。ダビデにとって王への反逆は主への反逆でした。逆境の中にあって、ひたすら主に希望を抱きました。
ダビデは戦いを避けるために、やむなくペリシテ人の地に逃げます。21章でペリシテの王アキシュのところに来たときは、たった一人で、気が変になったふりをしましたが、27章では、600人の同志とその家族を連れて再びやってきます。この時も、力のないもののようにふるまい、ツィクラグの町に住むことを乞いました。危険なペリシテの都近くを避け、かつ自由に行動できる場所を選んだのです。こうして一年四か月、異邦の地で過ごしました。その間に、アキシュの信頼を勝ち取りペリシテの内部事情や戦術を学んでいったと思われます。逃避行の苦難も無駄ではなかったのです。
一方のサウルは、掟で禁じられていた死者との交信に手を出し、死んだサムエルの霊を呼び出します。サムエルは、<主>という御名を7度繰り返し、サウルを諫めました。サウルが得ることのできた情報は、明日、自分も自分の息子たちも戦いで死ぬということでした。歴代誌の著者はサウルの死の原因を「主のことばを守らず、霊媒に伺いを立てることまで」したからだと断じています。(歴代上10:13-14)
◇クイズ
28:14で現れたサムエルの霊の特徴は? 1.杖を持っている 2.外套を着ている 3.はだしである