日々のみ言葉 1月11日
○今日のタイトル すべてを赦そう
○通読箇所 創世記18章
◇今日の聖句
主は言われた。「もしソドムで、わたしが正しい者を五十人、町の中に見つけたら、その人たちのゆえにその町のすべてを赦そう。」
◇ひとくち解説
3人がアブラハムの天幕を訪問します。アブラハムは即座にそれが主であることがわかり手厚くもてなしました。帰り際、主は「自分がしようとしていることを、アブラハムに隠しておくべきだろうか」と考えられます。「地のすべての国民は彼によって祝福される」(18:18)という使命のゆえに、主はアブラハムにみこころを示されます。
主の正義はソドムとゴモラの罪を滅ぼし尽くさずにはおられません。アブラハムは「主の前に立って」訴えます。その心にはソドムに住む肉親ロトのことがあったでしょう。しかし、あえてここでは自分の心情ではなく、主の「公正(誠実さ)」というご性質に訴えるのです。「正しい者と悪い者が同じようになる」ということがあってはならないと。
アブラハムは「強く大いなる」者になると約束されていましたが、その祝福を打ち捨てて、自分を「ちりや灰に」すぎないものとし執り成し祈ります。
それに対する主の答えはアブラハムの求めをはるかに上回るものでした。アブラハムは正しい者を滅ぼさないでくださいと求めたのに対し、主は「その人たちのゆえに(それがたった十人であっても)その町のすべてを赦そう。」と約束されたのです。
アブラハムの祈りが、カーテンを開くようにして、主のご性質のもう一つの面…「恵み」を露わにしたのです。それがアブラハムとその子孫の使命なのです。
◇クイズ
18:1によるとアブラハムは何の木のそばに住んでいましたか?1.杉 2.樫 3.柳