日々のみ言葉 1月10日
○今日のタイトル 全能の神
○通読箇所 創世記16-17章
◇今日の聖句
アブラムが九十九歳のとき、主はアブラムに現れ、こう言われた。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。」
◇ひとくち解説
16章では、アブラムが奴隷ハガルによって子を得ようとしたことが記されています。神の約束を人間の力で実行しようとした結果、アブラムの家に新たな問題が生じました。16章で86歳であったアブラムは17章では99歳になっています。13年間の沈黙をやぶり、神はアブラムに現れ言われました。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。」全能の神は約束を与えられるだけでなく、それを実現されるお方でもあります。アブラムのなすべきことは…
①「わたしの前に歩み」逃亡した女奴隷ハガルをさえ憐れみ、見つけ出し、祝福を与えられた、主の慈愛のまなざしのもとに、歩み続けることです。
②「全き者であれ」全きお方である神と共に歩むことにおいて全き者となることです。それは神の似姿に造られたアダムの姿であり、新創造の起点となったノアの姿でもあります（6:9）。
神は今、アブラムとその子孫を通して新創造を開始しようとして、アブラムに新しい名を与えられます。アダムにいのちの木を、ノアに虹をしるしとして与えられた主は、アブラハムには割礼をしるしとしてお与えになります。こうして、人類を再創造するメシアへと続く家系が開かれるのです。
「こうして、約束が…アブラハムの信仰に倣う人々にも保証されるのです。アブラハムは、私たちすべての者の父です。」（ローマ4:16）
◇クイズ
ハガルが主の使いと出会った井戸の名は？１．エル・ロイ ２．ベエルシェバ ３．ベエル・ラハイ・ロイ
