日々のみ言葉 3月28日
○今日のタイトル 祈っていなさい
○通読箇所 ルカ22:39-53
◇今日の聖句
父よ、みこころなら、この杯をわたしから取り去ってください。しかし、わたしの願いではなく、みこころがなりますように。
◇ひとくち解説
「いつものように」「いつもの場所に」と、ルカはオリーブ山での祈りを、あくまでイエスのこれまでの歩みの延長として描きます。他の福音書のように、ペテロ・ヤコブ・ヨハネの3人だけに特別にご自分の祈りを見せたことを記さないのは、すべての弟子が見るべきこととして強調するためです。
イエスはまず「父よ、みこころなら、この杯をわたしから取り去ってください。」と祈られます。33節で「牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております」と豪語したペテロと対照的です。本当の強さは、神の御前に自分の弱さを隠さない謙遜から生まれるのです。
「しかし、わたしの願いではなく、みこころがなりますように。」これがイエスの生涯を貫く<いつもの祈り>であり、弟子が倣うべき祈りです。それは「なるようにしかならない」というあきらめではなく、勇気をもって信頼の中で自分を明け渡すことです。
「祈り終わって立ち上がり」は、直訳すると「祈りから立ち上がり」です。悲しみの中にとどまった弟子たちは眠り込み、祈りの中にとどまったイエスはそこから立ち上がられます。「暗闇の力」(53節)の中にあって、立ち上がる力は祈りの中にあるのです。
◇クイズ
22:50-51でイエスは、大祭司のしもべのどこを癒されましたか? 1.左の耳 2.右の耳 3.左の肩